計測器を校正依頼する際のポイント

計測器の校正依頼!送付明細と写真が重要!

計測器の校正は、製品品質を保証する上で重要な位置づけになっています。製品検査を行ったとしても、検査に用いた機器の測定精度が保証されなければ、その検査データを保証することが出来ません。計測器の校正は社内もしくは外部依頼での対応となりますが、外部に依頼してトラブルに合う可能性があります。

計測器の破損は、輸送や校正作業時に発生する可能性があると予め予想することが可能です。しかし、付属品も同時に送付する計測器の場合、送付した付属品の紛失というリスクがあります。ここで重要になるのは、送付明細と付属品の写真です。

送付明細と付属品があることで、自社で送付したという証が残ります。また、依頼先ではどんなものが送付されたのか確認することができ、返送時のチェックに用いることが出来ます。何が送付されたか不明であれば、確認のしようもなく、返送漏れといった問題に繋がり、結果として計測器が使用不能になるといったでメリットが生じてしまいます。そして、写真があることで万が一紛失した際でも、探すことい役立てられることとなり、付属品が戻ってくる可能性が高まります。小さな付属品の場合、紛失する可能性が高いため、校正依頼を行う側にとって重要な書類となり、輸送時に同梱するのが重要です。

校正業者で不具合が確認されても修理不可!

計測器を校正することは、製品品質を保証する上で重要な管理項目です。JIS認証を受けている場合、認証審査や更新審査では計測器の校正管理も審査対象です。そのため、自社内で校正できない計測器は外部校正した場合、校正業者はどこまで対応しているかしっかりと理解する必要があります。

人によって校正は、計測器がしっかりと動作していて使用できる状態にしてくれるといった誤った認識をしているケースがあります。基本的に計測器の校正は、あくまで測定精度の確認と測定値の不確かさを確認、証明するものとなります。そのため、不具合が確認された場合、修理対応ということは行ってくれません。

修理対応は、メーカーもしくは修理業者となり、校正は中断され、修理完了後に再校正が行われることとなります。結果、校正業者に依頼した場合、校正費用が2回分発生することになってしまいます。校正は、計測器の不具合に関わらず行われるため、修理対応の可能性がある場合は、校正業者に依頼するのではなく、メーカーもしくはメーカー代理店に依頼するのがおすすめです。修理をしてくれると思っていたら校正費用だけ掛かってしまったというのは、業者が悪いのではなく、自己責任となるため注意が必要です。

この校正を行ったときは、“jcss”のマークを付した校正証明書が交付されます。 検査機器は品質の信頼を保証すること、製品の品質や信頼を得るために様々な検査機器や測定装置が検査に使われています。 創業120年以上を誇る経営力と、信頼と実績を積み重ねた確かな技術力で、これからの日本産業の発展に貢献します。 計測器の校正業務の詳細はこちらのサイトから

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